竹は古くから日本で愛好され柴垣の類は平安時代にはかなり作られていた。柴垣は竹垣の元祖と思われ、竹垣の分類に入れる。
鎌倉時代には今日の竹穂垣や建仁寺垣に近い形から見られるようになって桃山時代以降 千利休等により茶の湯が成立し茶庭(露地)という新たな庭園様式が出現すると竹垣の風情は、茶庭になくてはならない存在になっていった。
今も一般に造られている竹垣には、
建仁寺垣、高麗垣、沼津垣、鉄砲袖垣、襖垣、鶯垣、四つ目垣、
大徳寺垣、立会垣、
などがある。日本において竹垣が発達した理由の一つとして竹垣の工作に向く良質の竹が多く産出したことがある。
(グラフィック社 竹垣のデザインより抜粋)
Copyright (c) 2003 KANOUZOUEN CO.,LTD All Rights Reserved.