マルチングの話

 森林土壌には、枯葉や枯枝の堆積により豊富な養分と水分を保ち、地表面からの水分蒸発を抑える層があります。これに着目して開発されたのがマルチング材です。マルチングとは、土壌を被覆することです。古くからマルチングには、敷きわらが使われてきました。敷きわらは価格が安く、ミミズ等土壌小動物、微生物が増加し、わらに含まれるカリ成分が雨水で土壌に浸透し植物に利用される等の長所がありますが 稲作をやめる生産農家が増えた事や施工するのに手間がかかる事、成分の分解が非常に早く、景観上 特に地被植物に対しては 生えそろうまで美観を損ねる等の短所があります。被覆することによって次のような効果が考えられます。

 ☆美しく表面を仕上る
 ☆雑草の発生を防止する
 ☆灌水時の土膜形成の防止
 ☆地表面温度の上昇防止
 ☆土壌の保水性を高める


マルチング材の例

サイクライト
(原材料 焼成土)
 T邸にて使用→
サイクライト
マルチバーグマルチバーグ
(原材料 米松樹皮)
←植樹帯にて使用
ちびまるち
(原材料 天然樹木樹皮)
 M邸にて使用→
ちびまるち
ネニマルチネニマルチ
(原材料 国内産 針葉樹皮)
←U邸にて使用


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