I邸前庭I邸前庭

I邸前庭

↑ I邸前庭 ↓

I邸前庭

A邸アプローチA邸アプローチ

雪囲い作業雪囲い作業

T邸 入口と関守石

↑ T邸 入口と関守石 ↓

T邸 入口と関守石

S公園支柱設置(台風被害)S公園支柱設置(台風被害)

K邸 伐採(台風被害)

↑ K邸 伐採(台風被害) ↓

K邸 伐採(台風被害)


ちょっと一言
 当社の敷地内のロウバイにたくさんの蕾がついています。クリスマスローズも蕾をつけています。咲くのが楽しみです。ほかにサザンカ・ツバキの花が咲き、オモト・マンリョウ・ヤブコウジ・ナンテン・マユミの実が雪の中でとてもきれいです。
 表紙のエノキですが、山地に見られ、本州・四国・九州の山野に分布します。その他、朝鮮半島、中国中部に分布し、人里に近いところに多く見られます。秋につける、赤い小さな実は、酸味があり食用にもされますが、もっぱら小鳥たちが好んでついばみます。表紙の写真は、9月に撮ったものですが、落葉後の今の季節には、樹上に寄生する常緑低木のヤドリギが目立って、遠くから見ると大きな鳥の巣がたくさんついているように見えます。
 ヤドリギは自分で光合成をして、養分や水分などを寄生した植物からもらう半寄生植物で、ヤドリギ(寄生木・宿木)という名前もこの習性から付けられました。ヤドリギの実は、野鳥が種子を運びます。冬に北方から渡ってくる、キレンジャク・ヒレンジャクはとてもよく似た綺麗な鳥です。ヤドリギの実が大好物で、種を含んだ粘着性のある糞をすることでその分布に一役買っています。野鳥の群れが実をついばみ、くちばしでつぶして丸ごとのみこみます。腹一杯になった鳥達は、しばらくの間動かずじっとしているのですが、その時、消化されていない種や皮が長い数珠のようになって糞が伸びてきて、ある程度伸びると自然に切れて枝にからみつきます。この糞は、べたべたしていて粘りけが強く、樹木の肌や枝などに付着しやすくなっています。枝につくとしだいに粘液が乾き、それとともに固く付着していき、暖かくなってから、確実に宿主の木に根を張って、発芽成長していきます。鳥とヤドリギの共存・ヤドリギがもっている、生きるための知恵に感動します。



お知らせ
 次回の特集は、〈食べられる雑草のはなし〉の予定です。リクエストがありましたら、ご連絡ください。担当は井澤でした。

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